側頭葉てんかんの原因について

てんかんとは、痙攣や意識障害などの発作を繰り返す脳の疾患を指します。その症状は突然意識を失って倒れる、硬直や手足の痙攣を起こすなど様々なものがあります。その主な原因には生まれつきのものの他に、外傷や脳腫瘍などがあります。てんかん発作は脳の異常な電気発射が起こった場所により、症状が違ってくるものですが、ここでは側頭葉てんかんについて、その原因と症状、治療法について説明します。側頭葉てんかんの原因には、記憶に深く関係している脳部位である海馬が萎縮する、海馬硬化症がその多くを占め、高齢者に見られる場合が多くあります。側頭葉てんかんの主な症状にはまず、上腹部の不快感などの前兆があり、虚空を凝視する、チアノーゼで顔が青くなる場合もあります。次に口や舌をならすなどの症状が現れ、その後朦朧とした状態が5、6分続いて回復します。発作が起こっている際には呼びかけると返事をすることもありますが、発作中のことを本人は覚えていません。また発作が起こっている間には痛みや熱さ、冷たさなどの感覚がなくなるため、思わぬ事故につがなる場合があります。側頭葉てんかんの治療法には、脳神経の興奮をしずめ、発作を予防するテグレトールという薬が処方されるケースが代表的です。この他にも脳神経の興奮が広がるのを抑えるアレビアチンや、脳神経の興奮を抑えるエクセグランなどの薬があります。またこれらの薬効を高める補助薬としては、脳の神経をしずめるマイスタンやガバペンなどの薬が挙げられます。また外科的治療法では、前側頭葉切除術を行います。外科的治療法を行った後はてんかんの発作はほとんど治まりますが、一方で言葉で言われても理解しづらい、抽象的な話の意味が捉えにくくなるなどの記憶にまつわる後遺症が残ります。

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